この投稿はSkebに関するもの。ここに掲載するイラストはリクエスト資料および作品などSkeb活動とは関係のないサイトデザイン上のニギヤカシでしかないので要注意。

推しを探せ!

長期活動するならば良きクリエイターと早期に出会えるか否かが、Skeb活動における運命の分かれ道。基本的に予算がどれくらいあるか、で前提は変わってくるが、クライアント側は散財の覚悟をもってリクエストする暇つぶしゲームだと言える。リクエストといっても規約的には「お任せ」なので、ハッピーライフを送るためには、まずは推しのクリエイターを発見することが第1目標となるだろう。投げ銭とは「ドブに金を捨てる」こととは違うので、クライアントとしては投げ銭したくなる対象を確保することが重要なのだ。そんなの当たり前と思われるかもしれないが、【気持ち】の等価交換が保証されてないサービスの場では事件や事故が発生するものだ。運営が宣言しているというようにクリエイター側にとって有利はサビースかもしれないが、長期的に診ればクリエイター成長の側面としてはネガティブな要素が色々ある。だから、納品物が期待を下回ると暗い気持ちになるのは正当な反応としてクライアント側は冷静そして冷酷に対応するべきだろう。もちろんSkeb自体のシステムの害によって推しが罪を作ってしまうのは本望ではない。しかし、取引として許容できないことが発生したなら、例え推しの行為であったとしても、せめて一時的にサヨナラするぐらいの駆け引きは必要だと思う。直接的な連絡が禁止されているのだから仕方がない。長期的な推しとの関係とはそうあるべきものと考えている。

それにだ。Skebに続々と参戦している未知の優れたクリエイターは山ほど存在するのだから、クライアントの嗜みとして新しい出会いを楽しみながら活動すれば良い。たまたま素晴らしい作品を生み出せるクリエイターと接点を持てたことで舞い上がってしまうのは仕方ないとしても、喜べる一枚が納品されることをドキドキしながら期待するギャンブルであることは間違いないのだから、効率を考えるなら勝てる馬を探せば良いのだ。そして、その馬は決して100%の勝率ではないことを肝に銘じてリクエストをしてみよう。そう、ぜったい負ける瞬間はやってくるのである。負けとは色々なケースがあるわけだが、マジで「信じる馬を愛せ!」だ。ただし、クリエイターという馬は他馬とのレースではなく、自らの腕を上げるための終わりの無い孤独なレースを走り続けているものだ。ただしクリエイターによって走り方はまちまちだ。そして、Skeb利用の位置付けは様々だろう。クリエイターが「この一枚!」と真剣に向き合う対象に、自分のリクエストが選ばれることを祈って前向きに推しを応援を続けたいと思う。だが、運営が投げ銭システムだと宣言しても、お金が発生することなのだから、お互いの精神衛生が綺麗であることは大切なことである。クリエイターは乞食ではないのだ。

リクエスト条件の基本となるのは、
・01:絵柄
・02:予算

であることは間違いないだろう。好みな絵柄で安く描いてもらう。とてもシンプルな話だ。しかし、クリエイターとクライアントの交流を最低限に制限するSkebのルールから、もう一つの条件が重要になってくる。
・03:クリエイターの資質
かな。具体的にはリクエストに対して、ちゃんと取り組んでくれるかだ。もちろん、そんなのは直接に知人クリエイターに頼む場合でも必要なものではある。だが相手の顔が見えていれば、いちいち気にするものでもない。そもそも信頼できないクリエイターには頼まないからだ。Skebの既存作品やポートフォリオ、連係しているX(旧twitter)の発言内容を見れば分かることはある。発信されている情報が正しく濃く十分に分かる人なら問題ないが、そうでない人へのリクエストは慎重に検討したほうが良い。投げ銭ではなくドブ銭になったとしても平気ならばリクエスト前の検討に力を入れる必要ないだろうが、それは良い絵を創造してもらうクラインアントの資質としては疑問である。どれだけ真剣にリクエストを通してクリエイターに向き合うかであり、それが良い作品をこの世に誕生させることに繋がる。それに時間をかけて吟味したほうがSkebというものを楽しめると思う。ここでは主に大量にリクエストする予定がある方向けにヒントを書いていくが、「この一枚!」をリクエストしようと考えている方こそ、後悔しないようにしてほしい。たった一人の一枚でSkebを背にするには、もったいないサービスであることは断言できる。

さて、自分の場合はどうだったか、具体的に振り返ってみよう。まず大前提になるのだが、ココナラなどで得た既にある一次創作キャラを元に、Skebで二次創作をリクエストしたいというのが自分の大前提だ。いまはやりの言い方にするとと「うちの子を描いてもらう」ということになる。Skebで創造された作品の権利はクリエイター側にあるとのことだが、漫画やアニメの推しキャラをファンが描いてみた作品はファンなものであって使用法が制限されるのは、一次ではなく二次だからだ。他人の二次を好き勝手に使うなんて少なくとも社会人としてルール違反なんで当たり前だし。ならば、お金を払ってファンを得る活動として位置付けることも可能だろう・・という考え方に納得できたことがSkebクライアント活動を決断した理由の一つでもある。skeb作品からボトムアップ的にエンタメを創作していく感覚だ。

売れ線か否かでいうと、自分の好みは「非売れ線」だ。頼む相手に失礼な物言いかもしれないが、要するにステレオタイプの誰が誰だか判別がつきにくいキャラ絵は求めていない。元となるココナラの一次創作キャラ自体が非売れ線つまり作家さんの顔が見えるオリジナリティのあるデザインなので、それを売れ線系の二次創作で見てみたいという欲求も有りはするが、気まぐれで頼んだとしても極めて少ないリクエスト数になるだろう。実際、ほぼ頼んでない。『ほぼ』と言うのは売れ線ではあるけれど好きになってしまったクリエイターの場合である。ステレオタイプでも好きになれれば、その人の作品だと見分けられるようになるってことは否定しない。本人は無意識かもしれないが絶妙に個性が混入されているということだろう。

どちらにせよ、それなりのリクエスト数となる計画だったわけで「うちの子を色んな絵柄で見てみたい」という願いなのだから、色んな作風の方を探す必要があるわけである。そういう意味では特異なサービスの割には、慣れてくるとSkebの探しやすさは、かなり秀逸だと思う。

実質これが一番問題となるのは当たり前だが、ブルジョワでなくとも貯金を溶かすごとくリクエスト活動している方はけっこういると思う。自分の基本的な上限は10,000円なのだが、とにかく沢山の方に描いてほしいので安くて美味しい方を必死になって探している。